かなうた1.0

#050_あつい
かなうた1.0 · 2025/09/20
矢倉は相居飛車の四大戦法の一つ。重厚な押し引きをともなうことから、「将棋の純文学」とも称される。私の棋風は軽薄そのもので、そうした定跡形はなるべく避けることにしている。がっぷり四つからの力比べ。盤面全体で戦いが起こり、終盤は猛烈な攻め合い、寄せ合いとなる。端攻めや玉頭攻めなど、さまざまな手筋を駆使して堅陣を崩していく。(2025/08)

#049_しふん
かなうた1.0 · 2025/08/20
○○ファースト。国家(やその元首)から個人に至るまで、昨今の世相はエゴイズムで満ち溢れている。自分さえよければいい。人のことなどお構いなし。文明は進化しても、人の心は退化し貧しさを増している。アンガーマネジメント。「キレるおじさん」にならないための嗜みだろう。私は短気で、怒りの沸点はかなり低い。よくよく自戒せねば。(2025/08)

#048_ひまわ
かなうた1.0 · 2025/07/20
某所のひまわりまつりに出掛けた。背の丈をはるかに超える何十万本のひまわりが、日の射す一方を向き、風に揺れるさまは圧巻で、いささかの恐怖さえ覚えるほどだった。とは言え、凛と咲く一輪のひまわりはとても可憐で愛らしい。ゴッホやモネに名画がある。昭和に「ひまわり娘」という佳曲があった。そんな一途な恋心をモチーフに詠んでみた。(2025/07)

#047_あなく
かなうた1.0 · 2025/05/20
穴熊は、将棋の囲い及び戦法の一つ。玉を盤面の隅に囲い、金銀を連結させるため、とても堅い。戦場から遠い上、そのままの形では王手が掛からない(絶対に詰まない)。こうした特長から、終盤、自陣を気にせずに攻めることができる。大駒を捨てるなど、大胆な指し手も成立しやすく、多少無理気味でも、食いついて攻めが途切れさえしなければいい。(2025/05)

#046_よたり
かなうた1.0 · 2025/03/20
麻雀には人柄が色濃く出る。眉を吊り上げてする遊びでもなかろう。相手の振る舞いやふとしたやり取りでストレスを増やすことも。私にとって麻雀はあくまでも息抜き。博才のなさは端から知っている。せっかくのツキをここで使うのも憚られる。勝っても負けても、終われば腰の痛みと虚しさに襲われる。見て楽しむくらいがいいのかも。(2025/03)

#045_しから
かなうた1.0 · 2025/01/20
2025年の年賀いろは歌。昨秋から断捨離の3カ年計画をスタートした。人・物・情報・ぜい肉…。持たざることを喜びとしよう。(お金は例外)。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。しがらみや惰性のつながりや行いを断とう。世間体を気にしてはならない。すべては心の問題と腹をくくろう。とは言え、気の置けないときめきの時間は大切にしたい。(2024/12)

#044_かちに
かなうた1.0 · 2024/11/20
私は仲間内では「受け将棋」で通っている。自分が自分がという気持ちになれないのは性格だろう。万事思い通りにはならないとのあきらめも。勝ち負けにはさほどこだわりがない。一局の将棋を通じて個性や創造性を発揮し、自己を表現したいという思いが強い。もとより人まねが嫌いな天の邪鬼。盤上に夢を求め、美意識に殉じるロマン派なのだ。(2024/11)

#043_えのし
かなうた1.0 · 2024/09/20
20年来、横浜市戸塚区に住んでいる。ときどき「いいですね、近くに海があって」とうらやましがられるが、おそらくヨットスクールでもあるものと勘違いしているのだろう。それでも家から30分ほどで湘南の海にたどり着く。ぼんやりと沖を眺め、潮騒に耳を澄ませば、日頃の憂さを忘れ、リフレッシュできる。心を許す人と一緒ならなおのこと。(2024/09)

#042_しろや
かなうた1.0 · 2024/07/20
大都市東京の首長を決める都知事選。子供の頃に見た政見放送はなかなかユニークで刺激的だった。それが今や、冷やかしの泡沫候補がわんさと湧いて、世界にも恥をさらす事態と化した。緑の小池に、白の蓮舫が真っ向挑む(はずだった)。小池3選は到底許し難いが(私は選ぶ立場にないが)、批判票が割れてしまうから、どうにも手の施しようがない。(2024/07)

#041_もちこ
かなうた1.0 · 2024/05/20
将棋の対局で、どうにも気の合わない苦手な手合いがいる。小さな言葉や仕草がカンに障る。おしゃべりやよそ見、手つきなどなど。勝負にはやはりマイナスだろう。冷静さや集中力を欠く。将棋以外のことですでにカッとなっているのだ。相手側は「どこ吹く風」。感受性の差と言えばそれまでだが、人には心があるので……。AIがうらやましい。(2024/05)

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